9月29日は「十五夜」
「十五夜」とは満月の別名
この時期は空気が澄んでいて 特に月が美しく見えるので 特別なものに、、、
「十五夜」は「中秋の名月」とも呼ばれ 旧暦では8月15日、秋期である旧暦7月8月9月の真ん中にあたる8月の月ということで「中秋」といわれるそうです
「中秋の名月」を鑑賞する風習は中国から伝わりました
中国ではこの日を「中秋節」とし月餅などのお菓子を供えて観月の宴を開くそうです
奈良・平安時代は貴族が「月見の宴」を宮中行事として催し(日本で初めて催されたのは897年とされています)
江戸時代には ちょうど米の収穫の時期に近く、採れたての米を団子にして供え 庶民も月を眺め 五穀豊穣を祝うようになったそう
現代でも 月見団子や里芋、柿、栗などの秋の果物を供え秋の七草(萩、薄«すすき»、桔梗、撫子、葛、藤袴、女郎花«おみなえし»)を 窓辺など月がよく見える場所に 供え、月を鑑賞します
里芋を供える習慣から「芋名月」という地域もあるそうです
月見団子は満月に見立てた大きめの丸いお団子
小さいお団子は「仏団子」と呼ばれ 仏壇に供える団子を
思わせるので 嫌われます
江戸時代の年中行事を記した「東都歳時記」では十五夜の朝に 団子を作る記述があるそうですが 団子の大きさは三寸五分(約10cm)‼️ かなりの大きさです
丸い月見団子は関東では一般的ですが
関西では お団子を楕円形、芋型に作り きな粉をふったり 里芋型のお餅に餡を巻き付けます
これは平安時代のお供えの主流里芋をイメージしているという説や 雲がかかった月をイメージしているという説が、、、
静岡の月見団子は「へそもち」 上がおへそのように少しへこんでいます
これは おへそは子供が胎内で母親から栄養をもらっていたイメージから
徳川家康が幼少時代 人質として 静岡の駿府城で暮らしていた時に 「元気に育って欲しい」という願いを込めて家来が作ったという説も、、、
名古屋では茶、白、ピンクの「しずく型 」名古屋では里芋を模して この形になったとか
味は名古屋の名物「ういろう」そのものだそう
月見団子は他の家のものをとってもおとがめなし!
昔は竹の先に五寸釘をつけ よその家の庭先に供えられた月見団子を突き刺し 持って帰り食べたそうです
また 盗まれた家は 豊作になるという言い伝えが あります
今年も 良いお天気で 見事な月が 見られますように、、、
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