十一月十一日
今日は「きりたんぽの日」
「きりたんぽ」は 炊いたご飯をつぶし 棒に巻きつけて焼いた秋田県の伝統的料理
囲炉裏で 焼かれる「きりたんぽ」の姿が「1111」に見えることから 秋田県鹿角市(かづのし)の「かづのきりたんぽ倶楽部」が 11月11日に制定しました
「きりたんぽ」は220年以上前に 奥羽山脈の北方にある秋田県鹿角地方で生まれたという説があります
農業に携わるかたわら 鉱山精錬所の坑内で使う木材を切り出す「きこり(山子・樵)」が山中で食べた保存食が始まりとされています
「きこり」は夏に木材を伐採、冬にその木材を雪道で運搬
山仕事に お櫃(ひつ)の蓋を使ってご飯をおにぎりの形にして大きなおにぎりを持参
その冷えたおにぎりを 杉の串にご飯を巻きつけて二尺(約70cm)もある「たんぽ」にし 焚き火で温め「たんぽ焼き」にして 山椒味噌やくるみ味噌をつけて 食べたそうです
「きりたんぽ」の名前は「蒲(がま)の穂」に形が似ていて 短い穂の意味の「短穂(たんぽ)」から、、、
明治時代になると鍋料理に切って入れることから「切りたんぽ」と呼ばれるようになったそうです
「きりたんぽ」は 鹿角地方の隣接地・大館ではハレの日の家庭料理として食べられていました
鹿角地方は 鉱山で栄えた大消費地 明治初期には 大館の新米の収穫時期に ハレの日の名物料理として振る舞われ 鍋料理として普及していきます
今では 秋田ではなくても 鍋料理の食材として 手に入れることが出来る「きりたんぽ」
お出汁がしみ込んだ「きりたんぽ」は絶品🥰
「きりたんぽ」を食べて あらためてお米の美味しさを 実感!
寒い時期の鍋料理のありがたさが 冷えた身体に染み渡り 幸せを味わい 心も身体も 「ほっ」とします😀
【きりたんぽ鍋のレシピ】
○材料
温かいごはん…茶碗2杯分
塩水…適量
鶏もも肉…1枚
ごぼう…1本
舞茸…1パック
長ねぎ…1本
水菜…2束
A水…750ml
A鶏ガラスープの素…小さじ1・1/2
A酒…大さじ2
A醤油…大さじ1
Aみりん…大さじ1
A塩…小さじ1/2
○作り方
<きりたんぽ>
①ごはんをボウルに入れ、濡らしためん棒で七分程度にすりつぶす。
②手に塩水をつけ、すりつぶしたごはんを等分して丸くまとめる。
③割り箸に刺して棒状に成形する。(まな板の上で転がして形を整える)
④フライパンに並べ、転がしながら全体に焼き目をつける。
⑤粗熱をとり、割り箸を抜いて斜め半分に切る。
<きりたんぽ鍋>
①鶏肉はひと口大に切る。ごぼうは薄切りにして水にさらしておく。
舞茸は小房にほぐし、長ねぎは斜め切り、水菜は3等分に切る。
②鍋にAを合わせ火にかけ、ひと煮立ちしたら鶏肉を入れる。
③鶏肉に火が通ったらごぼう・舞茸を入れて煮る。
④ごぼうがやわらかくなったら、長ねぎ・きりたんぽを入れてひと煮立ちし、食べる直前に水菜を入れる。
【使用した商品】
サビ絞り ラスター雲銀 8号セラミック加工IH土鍋
サビ絞り ラスター雲銀 小鉢