2024年12月2日

「カレー南蛮の日」

十二月一日は「カレー南蛮の日」



「カレー南蛮」は東京の中目黒の創業100年以上の蕎麦屋「朝松庵」の角田酉之助氏が開発

江戸前蕎麦の職人角田氏は大阪に江戸前蕎麦を広めようと1908(明治41)年「東京そば」を開店
大阪でなかなか受け入れられず赤字続き

その状況で角田氏は「(文明開化で様々な文化が変わっているなか)人の味覚も時代によって変わる それに合わせた新しいものをつくろう」と新しいメニューの開発を始めます 

当時 日本は洋食ブーム真っ只中  角田氏は洋食を蕎麦に取り入れることを思いつき 色々な洋食を蕎麦に試し カレーと蕎麦の相性の良さを発見 蕎麦に合うカレー粉の開発に取り込み 1909(明治42)年秋 蕎麦やうどんに「カレー」をかけた「カレー南蛮」とご飯に「カレー」を乗せた「カレー丼」を発売
新メニューは大ヒット!
この成功から「カレー南蛮」は売れると確信

1910(明治43)年 東京で「カレー南蛮」と「カレー丼」を売り出しました

12月1日は「カレー南蛮」の開発者・角田酉之助氏の誕生日ということから制定されました

「カレー南蛮」には具材として長ネギを加え より風味豊かで食べ応えのあるものに!

「南蛮」という言葉は「海外から伝わった食材を使った料理」と言う意味があります

海外から伝わった長ネギは ポルトガルやスペインから来た南蛮人が健康維持のため好んで食べていた野菜でした
「カレー南蛮」には長ネギが使われているので「カレー南蛮」に!
長ネギが入っている「カレーうどん・蕎麦」は「カレー南蛮」、入っていないものは「カレーうどん・蕎麦」と呼ぶのが正式だそうですが 最近ではあまり区別されず 長ネギが入っていなくても「カレー南蛮」と呼ぶお店も多いそうです

「朝松庵」は現在でも営業中!元祖「カレー南蛮」を一度 食べに出かけたいと思います🥰



【カレー南蛮そばのレピ】
○材料
そば(ゆで)…1人前
カレールゥ…1かけ
鶏もも肉…75g
長ねぎ…1/2本
めんつゆ…大さじ1/2
サラダ油…大さじ1/2
水…300ml
白髪ねぎ…適量

○作り方
①鶏肉は一口大に切り、長ねぎは3cmに切る。
②鍋にサラダ油を熱し、①の鶏肉・長ねぎを焼く。


③水・めんつゆを加えて、沸騰したらアクを取り約5分煮込む。
④火を止めてカレールゥを溶かし、弱火でかき混ぜながら約5分煮込む。
⑤そばを④の鍋に加え、そばが温まるまでひと煮立ちさせる。
⑥白髪ねぎをのせる。



【カレーうどんのレピ】
○材料
うどん(ゆで)…1玉
豚バラ薄切り肉…50g
にんじん…1/6本
玉ねぎ…1/4個
油揚げ…1枚

Aめんつゆ…小さじ3
A水…300ml

カレールゥ…1かけ
水溶き片栗粉…適量
小ねぎ…適量

○作り方
①豚肉は3cm幅に切り、にんじん・油揚げは短冊切り、玉ねぎは1cm幅のくし形に切る。
②鍋にAを入れて温め、①のにんじん・玉ねぎを加えて煮る。
③野菜に火が通ってきたら豚肉・油揚げを加えて更に煮る。
④カレールゥを溶かし、水溶き片栗粉でとろみをつける。
⑤うどんを入れて混ぜ合わせ、最後に小ねぎをのせる。



【使用した商品】
アンスリウム 6.5号サーマテック土鍋
アネモーナ 6.5号サーマテック土鍋

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