八月十五日は「すいとんで平和を学ぶ日」
1945(昭和20)年8月15日 終戦の日
この日は平和の始まりを告げる日
この日を 平和の尊さを学ぶ機会としようと 愛知県犬山市で 草の根の平和活動を行っている「すいとんの会」によって制定されました
「すいとん」は小麦粉を水で練り 手でちぎって汁に入れて煮る日本の伝統料理
室町時代の書物に「水団」と記されているほど 歴史が古いです
江戸時代には 「すいとん」専門の屋台や料理店があり 庶民の味に
また 関東大震災直後には 食糧事情の悪化に伴い 多くの人に食されるように、、、
第二次世界大戦末期の日本は 食糧事情が非常に厳しく 米が手に入らない中「すいとん」は多くの家庭で主食に、、、
しかし 小麦粉が不足していたため 大豆粉、とうもろこし粉、高梁粉、糠を混ぜて作られた「すいとん」も、、、
出汁も取れず 味付けの材料も不足していたため 海水で煮るなどの工夫もされていたそうです
世界のいたるところで 争いや戦争が起きている今 「すいとん」を食べて 戦時下の苦労や平和への願いを感じ 平和に対する感謝の気持ちを持つ、、、そんな機会が とても貴重であると 実感します
【すいとんのレシピ】
○材料
大根…60g
人参…10g
油揚げ…1枚
小口ねぎ…適量
だしの素…4g
Aしょうゆ…大さじ1
Aみりん…小さじ1
A塩…少々
B小麦粉…50g
B水…60ml
※水の量が多いとやわらかめに、少ないと固めになるのでお好みで調整してください。
○作り方
①大根はいちょう切り、人参は半月切り、油揚げは細切りにする。
②Bを混ぜ合わせておく。
③鍋にだしの素と600mlの水、①の材料を入れ、火が通るまで煮る。
④Aを加え、煮立ったら弱火にして2~3分煮る。
⑤②を④の鍋にスプーンですくって入れ、さらに2~3分煮る。
⑥お椀によそってから小口ねぎを添える。
【使用した商品】
菊花飴釉 ごはん鍋 2合炊き