七月二十九日
今日は「福神漬の日」
「福神漬」は 農林水産省による定義では 大根、茄子、瓜、胡瓜、鉈豆(なたまめ)、蓮根、生姜、紫蘇の実、筍、椎茸、唐辛子、胡麻のいずれかから 5種類以上野菜を 細かく刻み、醤油に漬け込んだ漬物
そのため 使う野菜も 製造者や製造する季節によって変化
また 味付けも 醤油、砂糖、味醂などを使い 製造者によって 違います
ちなみに鉈豆(なたまめ)は 切った形が七福神の布袋様が持っている軍配に似ていることから「福神漬」に使われているそうです
鉈豆は硬い豆科植物(長さ30cm横幅5cm)徳島県を中心に「福神漬」ために栽培されているそうです
「福神漬」の由来は諸説あります
① 1885(明治18)年 上野にあった漬物店 山田屋(現在の(株)酒悦)の創業者 野田清右衛門が 江戸末期から明治の始めにかけて考案した新しい漬物を販売
「福神漬」の名前の由来は 店近隣の不忍池に弁才天が祀られていたこと、漬物の原料に7種類の野菜を使っていたことから 七福神に見立てて 当時の流行戯作者の梅亭金鵞(ばいていきんが)が 命名したとされています
その由来にちなみ 7(しち)2(ふ)9(く)=七福(しちふく)で 7月29日が「福神漬の日」と制定されました
② 江戸時代初期 上野寛永寺内の勧学寮で 僧侶 了翁道覚(りょうおうどうかく)が野菜の切れ端で作った漬物を考案し おかずとして提供 上野寛永寺の住職 輪王子宮が その漬物が福の神のように美味しいことから「福神漬」と命名したとされています
今では当たり前のようにカレーライス🍛に添えられている「福神漬」
「福神漬」がカレーライス🍛に添えられる由来は大正時代に、、、
日本郵船の欧州航路客船で 一等船客に提供されていたカレーライス🍛には「チャツネ」(果物や野菜をすりつぶしスパイスで煮詰めたインドの赤い甘辛い調味料) 二等・三等船客には「たくわん」が添えられていたところ 料理人がカレーライス🍛に「福神漬」を添えて船客に提供
これが きっかけとなり カレーライス🍛と「福神漬」の相性の良さが広まり やがて 一般家庭でも登場するようになったそうです
とても暑い日が続く夏🥵
食欲も落ちてしまいますが
酸味と甘味が食欲を刺激し栄養バランスを整える手助けをしてくれる「福神漬」を食べて 夏バテを予防しましょう!🥰
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キッチンスタジオ パンダ食堂 ウチ・ソトクッカー ホワイト
なまこ 半千代久