最近の投稿
「カレー南蛮の日」
ザクロシロップを作る
「和食の日」
「ピザの日」
来年への準備の開始!
「きりたんぽの日」
2022年9月2日

この様にして萬古焼の急須は作られる

今回は萬古焼急須の作り方の一つ(排泥式い込み成形)について解説したいと思います。
この作り方ですと非常に軽い急須を作る事が出来ます。
他にも・水ゴテ成形・圧力い込み成形・ロクロ成形・木型による成形(型萬古)等が有ります。

紫泥の入ったタンク (固まらない様に泥を常に攪拌しています)

この石膏型に紫泥を流し込みます

ある程度時間が経過して、この石膏型に必要な厚みが
着肉した後、いらなくなった紫泥を流し出します。
不要な紫泥はタンクに戻します。

急須の本体を型から出すところ

急須の持ち手の部分を型から出すところ

急須の本体や蓋や注ぎ口等 各パーツ

各パーツをドベ(紫泥を水で溶かした物)で接着させて完成させます。

左側が焼き上がり


右側が素焼き前の大きさで、1割以上焼き上げると大きさが小さくなります。

萬古焼の急須でお茶を淹れるとまろやかで、
味わい深いお茶になると言われるのには理由が有ります。
紫泥の萬古焼の急須は鉄分を多く含み、茶葉の渋み成分を程よく吸着させる効果が有ります。
ガラス等の急須と是非飲み比べてみて下さい 味の違いが分かると思います。

テキストのコピーはできません。